アゼルバイジャンの有名なスポーツ

皆様、こんにちは。アゼルバイジャン人のアリベイです。

今回は、アゼルバイジャンの有名なスポーツについて書きたいと思います。
(『アゼルバイジャンが今、面白い理由』KKロングセラーズ、pp. 216-218も参照)

アゼルバイジャンは、政府レベルでもスポーツ分野にかなり力を入れています。特に、強いのは格闘技です。アゼルバイジャンの男性には「男は強くあれ」という教えもあるので、みんな熱心に格闘技を習っています。

レスリング、柔道、空手、合気道、テコンドー、キックボクシング等

アゼルバイジャンは、独立後、五輪でも数々のメダルを獲得してきました。

レスリングや柔道の場合、オリンピックや世界選手権で、日本人とアゼルバイジャン人が準決勝や決勝で対決することもよくあります。

例えていうなら、2017年の世界柔道選手権では、60㎏級の決勝戦でオルハン・サファロフ選手が高藤直寿選手と、73kg級の決勝戦では、ルスタム・オルジョフ選手が高橋選手と戦いました。ルスタム・オルジョフ選手は、2016年リオ五輪の決勝戦で大野将平選手とも対決しました。しかし、残念なことにいずれの選手も日本選手に敗退しています。アゼルバイジャンの柔道家にとって、日本人は乗り越えられない高い壁のようです。

アゼルバイジャンでは、スポーツの発展に政府がかなり力を入れていて、オリンピックや世界選手権でメダルを獲得する選手に大金や車、マンションなども用意されています。

例えば、2016年のリオオリンピックで金メダルを獲得した選手には、大統領令により、40万マナト(約2,670万円、そのコーチの半額の20万マナト)の報酬もありました。

これは、国際舞台でアゼルバイジャンの国旗を揚げることができる選手に対する政府の評価です。

政府以外で、民間企業からも報酬、不動産、自動車が贈られることもよくあります。

格闘技以外で、アゼルバイジャン人はチェスも強いです。2017年11月にギリシャで行われたヨーロッパ選手権では、アゼルバイジャン代表が3度目の優勝を果たしました。

日本同様、アゼルバイジャンでも、サッカーが人気です。アゼルバイジャン代表はこれまで良い結果を残せませんでしたが、サッカークラブ・カラバフ(Qarabagh FK)が2017年のUEFAチャンピオンズリーグにおいて、アゼルバイジャン史上初の本戦出場を決めました。これは、国内外でも話題となり、日本でも注目されました。

私は2017年11月22日、バクー市で行われたQarabag(カラバフ)対Chelsea(チェルシー)試合を観戦しました。6万人以上のファンがオリンピックスタジアムに集結しています。すごかったですね。
残念ながら、強いチェルシーを相手に、4:0で負けましたが。。。

カラバフは、「難民クラブ」とも呼ばれています。なぜかというと、
カラバフはアゼルバイジャンのアグダム市(Agdam)を代表するクラブで、現時点では、このアグダム市はアルメニア軍人の支配下にあります。したがって、カラバフはをアグダムではなく、バクーで試合をしています。

今後、アゼルバイジャンのサッカーのレベルアップに期待が寄せられています。

Qarabag FC

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